テレビやニュースで「日経平均株価、大暴落!」という見出しを見ると、誰でもドキッとするものです。
「自分の資産が減ってしまった…どうしよう」「もっと下がる前に、今のうちに全部売ってしまおうか…」
そう考えてしまうのは、人間の心理として当たり前です。
しかし、ここで「狼狽(ろうばい)売り」をして市場から退場してしまうのが、投資において最も避けなければならない失敗です。
実は、成功している高配当株投資家たちは、暴落のニュースを見ると「よし、来た!」とガッツポーズをします。
なぜ彼らは喜ぶのか?頭がおかしいわけではありません。
「暴落時こそ、金の卵を産むニワトリを半額で買える大チャンス」だという数学的な事実を知っているからです。
この記事では、初心者が暴落相場でパニックにならず、むしろその波に乗って配当金を積み増すための「逆転のマインドセット」を解説します。
1. 魔法の計算式:株価が下がると「利回り」は上がる
まずは基本の仕組み(算数)を理解しましょう。これが分かれば、恐怖は半減します。
配当利回りの計算式は以下の通りです。
例えば、配当金が「年間100円」の企業の株を見てみましょう。
- 📉 平常時(株価2,500円): 100円 ÷ 2,500円 = 利回り 4.0%
- 📉 暴落時(株価2,000円): 100円 ÷ 2,000円 = 利回り 5.0%
- 📉 大暴落時(株価1,250円): 100円 ÷ 1,250円 = 利回り 8.0%
同じ予算で買える「配当金」が倍になる
あなたが手元に「100万円」持っているとします。
平常時に買えば、年間4万円の配当金が得られます。しかし、大暴落時に買えば、同じ100万円で年間8万円の権利が手に入るのです。
これが、高配当株投資家が暴落を「バーゲンセール」と呼ぶ理由です。スーパーでお肉が半額になっていたら喜びますよね? 株も同じなのです。
2. 目標にするのは「資産評価額」ではなく「キャッシュフロー」

画面を見るのも嫌になりそう…。

初心者が暴落でパニックになる最大の原因は、証券口座の「評価額(時価)」ばかり見ているからです。
- × 「昨日まで100万円だった資産が、80万円に減った…(泣)」
この見方をやめましょう。高配当株投資家が見るべき数字はこれです。
- ◎ 「資産評価額は減ったけど、年間予想配当金は4万円のままだ(むしろ買い増したから4万2千円に増えた!)」
「ニワトリ」を売らなければ損は確定しない
私たちが欲しいのは、ニワトリそのものの値段(株価)ではなく、ニワトリが産んでくれる卵(配当金)です。
ニワトリの市場価格が暴落しても、産んでくれる卵の数が変わらなければ、私たちの生活には何の影響もありません。
「株価は市場の気まぐれ。配当金は企業の実力」
3. 唯一の恐怖は「減配」。だからこそ「銘柄選び」が命
「でも、株価と一緒に配当金まで減らされたら(減配したら)どうするの?」
鋭い質問です。それこそが、高配当株投資における真のリスクです。
業績が悪くて株価が下がっているダメな企業は、平気で配当金をカットします。これではバーゲンセールではなく、ただの「安物買いの銭失い」です。
だからこそ、私たちは「累進配当(るいしんはいとう)」を掲げる最強の企業を選別する必要があります。
- リーマンショックでも配当を減らさなかったか?
- コロナショックでも利益を出せていたか?
過去の暴落を乗り越え、株主に配当を出し続けた「実績のある企業」を選んでいれば、株価の暴落は怖くありません。
4. 暴落をチャンスに変えるための具体的アクション
実際に暴落が来た時、指をくわえて見ているだけではいけません。準備が必要です。
① 「暴落用資金(現金)」を残しておく
投資資金の100%を常に株に変えてしまうと、いざという時に買い増しができません。
「現金(キャッシュ)ポジション」を常に20~30%程度確保しておき、暴落が来たら「待ってました!」と出動させる準備をしておきましょう。
② 「欲しい銘柄リスト」を作っておく
暴落時は相場の動きが激しく、冷静な判断ができなくなります。
「配当利回りが〇%を超えたら買う」とあらかじめ決めた監視リスト(ウォッチリスト)を作っておきましょう。
まとめ:冬の時代こそ、種をまく時
【この記事のまとめ】
- 株価暴落 = 利回りアップのボーナスタイム
- 資産額(時価)は見ない、配当金額を見る
- 減配しない「最強の盾」を持つ銘柄を選ぶ
株式市場には必ず「冬(暴落)」が訪れます。 多くの投資家が寒さに震えて市場から去っていく中で、春の訪れ(配当金)を信じて種をまき続けられる人だけが、将来大きな果実を手にすることができます。
さて、マインドセットができたら、次はいよいよ「具体的な武器(銘柄)」を手に入れる番です。
どんな暴落が来ても配当を減らさず、むしろ増やし続けてきた日本の「累進配当ブラザーズ」を紹介しましょう。
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