「累進配当が良いのはわかった。で、具体的にどの銘柄がおすすめなの?」
そんな声にお応えして、今回は私が実際に保有し、ポートフォリオの主力として活躍してくれている「日本の最強高配当株 10選」を公開します。
これらは単に「利回りが高いから」選んだのではありません。
前回の記事で解説した「減配しない(累進配当)」「利益が成長している」という厳しい基準をクリアした、いわば高配当株界のアベンジャーズ(精鋭たち)です。
これから高配当株投資を始める方は、まずはこの10銘柄の中から、自分の好みに合うものを3つほど選んで「1株」買ってみることから始めてみてください。
本記事は著者の保有銘柄を紹介するものであり、将来の利益を保証するものではありません。株価や利回りは変動します。投資判断は必ずご自身で行ってください。
私が選ぶ「最強の10銘柄」一覧リスト
まずは、今回紹介する10銘柄のラインナップをご覧ください。どれも日本を代表する超・優良企業ばかりです。
(※利回りは株価変動により変わります。目安としてご覧ください)
- 商社 三菱商事 (8058)
- 銀行 三井住友FG (8316)
- リース 三菱HCキャピタル (8593)
- 通信 KDDI (9433)
- 通信 NTT (9432)
- 保険 東京海上HD (8766)
- 建設 積水ハウス (1928)
- 医薬 武田薬品工業 (4502)
- 化学 稲畑産業 (8098)
- 食品 JT (2914)
A. 攻撃力と守備力を兼ね備えた「累進配当御三家」
「迷ったらまずはこれ」と言える、ポートフォリオの核となる3銘柄です。
1. 三菱商事 (8058)
- セクター: 卸売業
- 利回り目安: 3.0% ~ 3.5%
【ここが最強!】
日本の「累進配当」ブームの火付け役です。
資源(エネルギー)からコンビニ(ローソン)まで、あらゆるビジネスを手掛ける総合商社のトップ。あの投資の神様ウォーレン・バフェットも大量保有していることで有名です。
「減配しない」という安心感において、右に出るものはいません。
2. 三井住友フィナンシャルグループ (8316)
- セクター: 銀行業
- 利回り目安: 3.5% ~ 4.0%
【ここが最強!】
メガバンクの中でも特に「株主還元」に熱心なのがここ。
累進配当を掲げており、利益が増えればガッツリ増配してくれます。最近は「Vポイント」経済圏(Olive)も好調。金利が上がれば利益も増えるため、インフレ時代の強い味方になります。
3. 三菱HCキャピタル (8593)
- セクター: その他金融(リース)
- 利回り目安: 3.5% ~ 4.0%
【ここが最強!】
驚異の「25期以上連続増配」という日本記録を持っています。
リーマンショックでも、コロナショックでも、東日本大震災でも、一度も配当を減らさず、むしろ増やし続けてきました。
株価も1,000円前後(※執筆時)と買いやすく、初心者が最初に買う1株として最適です。
B. 不況に強い「鉄壁のディフェンス枠」
景気が悪くなっても、人はスマホを解約しませんし、保険も簡単にはやめません。
暴落時にポートフォリオを守ってくれる「盾」となる銘柄です。
4. KDDI (9433)
- セクター: 情報・通信業
- 利回り目安: 3.0% ~ 3.5%
【ここが最強!】
「au」でおなじみの通信大手。20年以上連続増配を続けています。
通信事業は景気に左右されにくく、キャッシュフローが安定しています。さらに、カタログギフトなどの「株主優待」も非常に人気があり、長期保有の楽しみが多い銘柄です。
5. NTT (9432)
- セクター: 情報・通信業
- 利回り目安: 3.0% ~ 3.5%
【ここが最強!】
日本の通信インフラの親玉です。
政府が株を保有しており、倒産リスクはほぼゼロと言っていいでしょう。株式分割によって1株200円以下(100株でも2万円以下)で買えるようになり、お小遣いで買える「国民的株主銘柄」となりました。
6. 東京海上ホールディングス (8766)
- セクター: 保険業
- 利回り目安: 3.0% ~ 3.5%
【ここが最強!】
損害保険のガリバー企業。海外での稼ぐ力が凄まじく、利益成長が止まりません。
実質的な累進配当政策をとっており、配当金の伸び(増配率)が非常に高いのが特徴。「今は利回り3%でも、数年持っていたら取得ベースで5%になっていた」という現象が起きやすい銘柄です。
C. 暮らしに根付いた「安定・高利回り枠」
私たちの生活に欠かせない、衣食住や医療に関わる高配当株です。
7. 積水ハウス (1928)
- セクター: 建設業
- 利回り目安: 3.5% ~ 4.0%
【ここが最強!】
住宅メーカーのトップランナー。
家を売って終わりではなく、その後のリフォームや管理ビジネスでも稼いでいます。米国など海外展開も好調で、為替(円安)の恩恵も受けられます。
8. 武田薬品工業 (4502)
- セクター: 医薬品
- 利回り目安: 4.0% ~ 4.5%
【ここが最強!】
製薬会社の国内トップ。
長年「年間180円以上の配当」を維持しており、利回りが高めなのが魅力です。配当性向は高めですが、圧倒的なキャッシュフローで配当を維持する方針を貫いています。
9. 稲畑産業 (8098)
- セクター: 卸売業(化学専門商社)
- 利回り目安: 3.5% ~ 4.0%
【ここが最強!】
住友化学系の専門商社。派手さはありませんが、非常に堅実な経営で知られる「隠れ累進配当」の優等生です。
クオカードがもらえる株主優待制度もあり、個人投資家に非常に人気があります。
10. JT(日本たばこ産業) (2914)
- セクター: 食料品
- 利回り目安: 4.5% ~ 5.0%
【ここが最強!】
配当金生活を目指すなら避けて通れない、高利回りの王様。
タバコという「値上げしても売れる」最強の商品を持っています。配当性向の目安を75%と高く設定しており、稼いだ利益のほとんどを株主に還元してくれます。
この10銘柄で「黄金のポートフォリオ」を組むコツ
「よし、一番利回りが高いJTだけ買おう!」
…というのは、ちょっと待ってください。
最強のポートフォリオを作るコツは、「業種(セクター)をバラバラにすること」です。
- 商社・銀行は、景気が良い時や金利が上がると株価が上がります。
- 通信・インフラは、景気が悪い時でも株価が安定します。
この10銘柄は、意図的にセクターを分散させて選んでいます。
まずは各カテゴリーから1つずつ、例えば「三菱商事(攻め)+KDDI(守り)+積水ハウス(生活)」のように組み合わせて持つことで、どんな経済状況でも安定して配当を生み出す「最強のシステム」が完成します。
まとめ:まずは「1株オーナー」になろう
今回紹介した10銘柄は、どれも私が自信を持って保有している「金のなる木」の苗木たちです。
いきなり100株(数十万円)を買う必要はありません。
今の時代、ネット証券なら「1株(数百円~数千円)」から株主になれます。
- 飲み会を1回我慢して、三菱HCキャピタルを3株買う。
- コンビニスイーツを我慢して、NTTを1株買う。
この小さな行動の積み重ねが、将来あなたを助けてくれる「月3万円、5万円の不労所得」に変わります。
さあ、あなたも今日から「配当金を受け取る側の人生」を始めましょう!